プロフィールで本音を隠した女性の末路

私は事務員として働く20代女性です。以前、友達に勧められてマッチングアプリを使ったことがありました。
ちょうど、街コンや合コンを利用した恋活に疲れていた私は、「家で恋活できるなら…」と、思い切ってマッチングアプリを使ってみました。

ところで、私は生粋の猫かぶりです。色々あって今はだいぶマシになりましたが、当時は重度の猫かぶりで、ちょっとでも自分の素や本音を出すのが怖い、という重症っぷりでした。
そんな私が最初にぶつかった壁、それはプロフィール欄です。
私が使ったマッチングアプリのプロフィール欄は自由度がかなり高く、フリースペースも豊富で、私はかえって何を書いたらいいのか分からなくなりました。
そして散々悩んだ結果、私は自分の家庭的な側面を前面に出し、自分の趣味や考え方は一切隠したプロフィールを書き上げたのです。
確かに家庭的な側面もなきにしもあらずでしたが、サボれるならサボりたいという気持ちは強かったですし、何より料理は苦手だったのに…。
そして、小説や漫画が好きなこと、休日は家でのんびり過ごしたいこと、といった私の本質的な側面は、プロフィールには一切書きませんでした。
私の周囲には外交的な人やアグレッシブな人が多く、「休日を家で静かに過ごす」なんてありえない、という価値観に侵されていたのです。つまり、私のそういった性質を、私自身が恥ずかしがってしまったのです。

その男性受けを狙った当たり障りのないプロフィールに惹かれてか、何人もの男性が私に「いいね」を送ってくれ、その内数人とはメッセージのやりとりをしました。
しかしもちろん、メッセージ上でも私は猫を被ります。相手を傷つけないよう、自分が笑われないよう、当たり障りのない返答ばかりを選びました。
そんなメッセージではほとんど会話は盛り上がらす、皆やりとりは尻すぼみになっていきました。当たり前ですが、実際のコミュニケーションと同じなのです。心から楽しいと思える会話を探すには、まずは自分の内を晒さなければ始まらないのです。

そのことに気付き、勇気を出して、自分がインドア派であること、遠出するよりも家で待ったりする方が好きということをプロフィールに盛り込んでからの方が、同じ考えを持つ男性との出会いが増え、メッセージのやりとりも盛り上がるようになりました。
そして考え方や日々の過ごし方が近い男性と出会え、その人と付き合うこともできました。
この経験から、恋活以外の場面でも、だんだんと素の自分を晒せるようになってきたのです。

私のマッチングアプリ体験は、はじめは失敗でした。しかし、その失敗があったからこそ、私は自分自身と向き合うことができ、結果的に成功体験につながったのでした。

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